公開日:2024.10.30
ポンプゲートは、既存の水路上に直接設置します。このため、従来の排水機場とくらべて、新規用地の取得が最小限、ポンプ用の建屋が不要、機器点数が少ないという特徴をもっており、維持管理が容易なポンプゲート場を、安価で迅速に建設できるという点が評価されています。
メリットの多いポンプゲートですが、設計する上で配慮しなければならない点があります。ポンプゲートは既存の水路に直接設置するため、浅い水路に設置する事となり、運転水位の幅が狭くなってしまいます。ポンプゲートでは、小流量時において発生するポンプの起動頻度の問題を解決する必要がありました。
ポンプゲート特有の問題を解決するのが、フラッドバスター(全速全水位型水中ポンプ)です。このポンプの特徴として、低水位状態にあるポンプゲートにおいてもポンプを停止させる事なく連続運転させる事が可能です。この機能により、ポンプゲートの問題解決にあたり、とても効果的な製品となっております。