公開日:2023.10.11
チャタリングとは一言で言えば、「ポンプの起動と停止を繰り返すこと」です。
一般的に、浸水対策の観点からポンプの排水開始水位の設定は、できる限り低水位とすることが望まれるが、その反面、ポンプ停止水位との幅が狭まり、排水開始水位と停止水位を往来するような少雨による水位変動が生じた場合は、ポンプの起動/停止が繰り返されます。
流入水路の変動が激しく起動・停止を繰り返すとモータや電気盤などの電気設備機器に負担がかかり故障リスクが高まることや、再起動の際に支障が出る懸念があります。本来水位を低く保ち、地域の住民を守るためにあるポンプ設備が水位の変動によって運転ができなくなる恐れがあります。
フラッドバスターは「全量排水運転」、「気水混合運転」、「排水待機運転」と水位の変化に応じて機械的・電気的な制御をすることなく、空気を取り込んで自動的に吐出し量を変化させます。空気を取り込みながら運転が可能なため、水位が低くても運転が継続でき、チャタリングを根本的に解決しました。